
万春宮
万春宮は台中市の歴史ある媽祖廟で、「台中媽祖」とも呼ばれています。廟内には多くの神様がまつられ、貴重な文物や美術品も数多く残っています。毎年、平安湯圓(無病息災を願う白玉団子)の配布や媽祖の巡行などの行事があり、多くの参拝者が訪れます。

万春宮について
万春宮は台中市の中心部にある約300年の歴史を持つ媽祖廟で、台中市の重要な信仰の中心の一つです。創建には清朝の総兵、藍廷珍が関わっています。藍廷珍は康熙年間の末期、福建省湄洲から媽祖像を船に乗せて台湾へ迎え、私財を投じて廟を建ててまつったため、この媽祖は「藍興媽祖」とも呼ばれます。道光4年(1824年)に改修されて万春宮と改名され、1947年(民国36年)に現在の場所に再建されました。
建物は閩南(福建南部)様式で、主神の媽祖のほか、観音仏祖や註生娘娘(子宝・安産の女神)、さらに文昌帝君、客座の神、護法神などもまつられ、神様は100体以上にのぼります。天井の藻井(格天井)はクモの巣を思わせる精巧な造りで、交趾焼や剪黏(陶片のモザイク装飾)などの装飾もあります。清代中期に泉州の白石で彫られた龍柱、「万春宮廟産諭示碑」、石の香炉、光緒17年に役人が奉納した「海晏河清」の扁額、咸豊9年の古い鐘、廟前の広場にある清代中期の青斗石の石獅子2体など、歴史を伝える貴重な文物も多く残っています。
万春宮の媽祖はご利益があるとされ、毎年媽祖の誕生日には平安湯圓が用意され、参拝者は自由に食べたり、家族のために持ち帰ったりして無病息災を願います。媽祖が台中市の各地区を巡る巡行も行われ、各地で人々の参拝を受けます。祈福法会や功名法会(学業・出世祈願)などの行事も定期的に開かれています。LINE Payや台湾Payなど複数の支払い方法に対応しているので、お賽銭(香油銭)も納めやすくなっています。
歴史、文化、信仰が息づく万春宮は、台中のランドマークの一つです。廟の建築美を眺めながら、媽祖の慈しみを感じ、心を落ち着けることができます。旅行者の参拝も歓迎しています。



